G-ウイルスもT-ウイルスと同じく、『2』から登場する架空のウイルスである。「G」の由来はキリスト教の七つの大罪を七番目のアルファベット(G)に置き換えたもの、もしくは「God」(神)の頭文字をとったものとされる。
G-ウイルスとは、ウィリアム・バーキン博士がT-ウイルス被験者(リサ・トレヴァー)の体内から発見したT-ウイルス抗体である。色は紫。このウイルスを投与された生物は、G-生物と総称される生物になる。徐々にウイルスを体に慣れさせながら感染することによって、アルバート・ウェスカーのように知能と自我を保ったまま超人的な存在へと転生できる(ウェスカーが投与したものはG-ウィルスと決まったわけではない)。慣らさずにG-生物化すると、T-ウイルス感染者同様に知能も自我も無くなり、“胚”の植え付けによる繁殖という本能にしたがって行動する。G-生物は生命が続く限り常にその肉体が進化し続け、生命危機に即応した超回復によっても肉体の進化は引き起こされる。死者をも蘇らせる効力を持つとされるが、『2』の劇中にてバーキン博士は瀕死であったので死んでいたわけではなかった。
胚を植えつける相手は、自分と遺伝情報が似通った者でなければ、不完全体であるG幼生ができるだけで、まともな繁殖はできない。胚を植え付けられた相手の遺伝子情報が植え付けた側と似通っていた場合、植えつけられた胚は宿主の体と融合し、完全なG-生物化することになる。G-生物となった人間は、最初は人間の姿を保っているが、右肩に巨大な目玉が生成される。進行すると頭部が別のものに置き換わり、脇腹の部分から新しい腕が生えるなど、人間の姿はほとんど失われる。例えば、ウィリアム・バーキンは、最終的に触手を持つ巨大な液状の生物になってしまった。胚を植えつけられた者の対処法は、対G用ワクチン「DEVIL」を打ち込むしかないが、それも胚が初期段階にある時のみに限られる。打ち込まない場合、胚がその人の体に合わなければ、拒絶反応を起こして宿主の体を内部から破壊してしまう(宿主は当然ながら死亡する)。この場合は不安定なG生物が複製される。
T-Veronicaウイルスについて
T、Gと同じく『CODE:Veronica』のみに登場する架空のウイルス。T-ウィルスのように派生型があるかは謎。
T、Gをウィリアム・バーキンが開発したのに対しこちらは南極研究所のアレクシア・アシュフォードが開発した。 Tという文字はつくが、始祖ウイルスの段階からすでに別の方法を使って作られているため、全く別のウイルスである。開発された時期は、T-ウィルスが出来た頃だったが、このウイルスには重大な欠陥があった為、一時研究をストップし、忘れ去られていた。T-ウィルスとの違いは、虫や植物などのDNAが含まれている点である。 このウィルスを投与されると、女王蟻のごとく蟻を操作したり血が発火するようになるなどの変異を起こすが、そのためには長期間コールドスリープをして徐々にウィルスを体に慣れさせなければいけない。普通に投与すると、ウィルスによる急激な細胞の変化に耐え切れず脳細胞を破壊されてゾンビと化してしまう。
ファイル
ゲーム中で入手できる書物。基本的には日記形式または何かの書類の形式で謎解きのヒント、敵について、ストーリーの背景などが書かれている。
ちなみに最も有名なファイルは、『1』で入手出来る「飼育係の日誌」。T-ウイルスに感染した人間の経過が巧みに表現されたこのファイルはシリーズで入手できるファイルの中で最も恐ろしさを感じるファイルの一つである。このファイルの最後の「かゆい、うま」(機種によっては「かゆ、うま」)という文章を知らないバイオファンはいないと言ってもいいだろう。『ブレス オブ ファイア』シリーズなど、同じカプコン開発のゲームにおいても小ネタとして用いられている。ちなみに、『3』では特定の順番でファイルを入手したとき、最後のファイルが「ジルの日記」に変わる。
コンディション
プレイヤーの現在の体力や状態を表す。心電図のような形式で表示され(『4』除く)、以下のパターンがある。
Fine
体力が100?75%の状態。心電図の色は緑。行動する上で特に問題の無いレベル。
Caution(黄)
体力が74?50%の状態。心電図の色は黄色。行動に支障は出ないが、状況によっては回復を必要とするレベル。
Caution(オレンジ)
体力が49?25%の状態。心電図の色はオレンジ。回復が必要なレベル。プレイヤーがこの状態だと、敵によっては即死攻撃を行う。
Danger
体力が24?1%の状態。心電図の色は赤。歩行速度が極端に遅くなり、早急の回復を必要とするレベル。
Poison
毒を受けている状態。心電図の色は紫。この状態になると体力が徐々に減っていく。ブルーハーブか解毒剤による解毒を必要とする。作品によっては解毒に血清を必要とする特殊な毒も存在する。
Bleed
出血している状態。心電図の色は体力に準ずる。Danger状態と同様移動が極端に遅くなり、歩くたびに体力が減っていく。一定時間経過するか、止血剤を使えば治る。
ナイフクリア
シリーズ共通のやりこみ要素の一つとして、ナイフ以外の武器を使わずにクリアするナイフクリアが挙げられる。このナイフクリアは元々開発陣の意図していないやりこみ要素の為、クリア特典などは特に設けられていないものの、シリーズに慣れているプレイヤーの間では特に人気があり、このナイフクリアが有名になった昨今では半ば当たり前のようにこれをこなす者もいる。
本来、小火器やボウガンといった、目標と一定の距離を保ちつつ脅威を排除することが可能な中距離射程の武器を使用することが一般的なプレイスタイルとなる本シリーズにおいて、近接戦闘に特化して更に攻撃力の低いナイフのみを使用するという制約を加えると、戦闘は必要最小限度の物に終始しなくてはならず、シナリオ進行や移動ルート、攻撃法といった些細な部分に至るまでの一切の無駄を省く徹底したプレイを心掛ける必要があり、当然ながら難易度は跳ね上がる。だが、それこそがこのナイフクリアの醍醐味の一つであると言っても過言ではない。 また、ナイフクリアに練達した者ともなると、最高難度、且つノーダメージで早解き(作品によっては平均1?2時間程度)を行うこともある。
『4』においては、ボス戦で強制的に使用武器が変更されたり、特定の武器を使用しないと倒せないボスの存在など、シリーズ伝統のやりこみ要素の一つに数えられるナイフクリアは実質不可能となっている。しかし、この作品はアクション性が非常に高く、シリーズを通して比較してもナイフの威力は高めに設定され、『4』劇中における「接近戦ではナイフの方が速い」といった主人公レオンの言葉通り、主観攻撃の際の銃器類の操作時のタイムラグ等を考慮すれば、近接戦闘においてはナイフを用いた方がより効率よく戦闘を進める事が出来るともいえる。
供給媒体に関する経緯
プレイステーション(PS)での初代『バイオハザード』発売以降、様々な機種に移植や関連シリーズの発売がなされてきたバイオハザードだが、その度に製作者の口から出た発言が波乱を生み続けている。
まず一作目がPSで発売された時、「セガサターン(SS)はポリゴン能力が低く移植が不可能」と発言したが、結果的にPS版と比べクオリティは著しく劣るもののSSにも移植されている。続いて二作目はPS・SSの両機種で同時発売と謡っていたものの、当時のSSは既にドリームキャスト(DC)への移行が始まっていた。そのためSS版は発売中止とし、後にセガとのプロジェクト(開発協力)として『バイオハザード CODE:Veronica』を製作することになった。また『CODE:Veronica』の発売と同時期に『2』と『3』もPS版に新しい要素を加えてDCで発売された。
『CODE:Veronica』に関しては当時ゲーム開発部門を統括していた岡本吉起が発売当時の雑誌のインタビューで他機種に「移植はしない」と発言していた。しかし、セガの家庭用ゲーム機事業の撤退が決まった2001年春に追加要素を加えた「完全版」がDCとプレイステーション2(PS2)の2機種で同時発売され、実質的にPS2への移植がなされた。ちなみにDC版はPS2版に比べて定価が1000円安かった上に、隠し要素の出現条件などの仕様が有利に設定されているなどの配慮があった。
これより少し前の話だが、『バイオハザード0』は発表当初はN64でのリリースが予定されていた。これはN64末期に『2』の移植が発売された後に最新作(番外編)としてリリースされるはずだったが、N64からGCへの市場の移行が進められた事もありN64版の開発を中止、日本国内におけるGC用ソフトとして発表された最初のタイトルとなった。また、この時はGCへのシリーズ独占供給計画は発表されていない。
PS2が発売されてしばらくして、『バイオハザード4』は公式にPS2で開発されていることが公表され、そのうち開発中止となったバージョンの一つがPS2ソフト『デビルメイクライ』として形を変え発売された。しかし2001年9月13日、任天堂の新型ゲーム機のゲームキューブ(GC)発売前日にバイオハザード生みの親である三上真司によって、GCだけに今後のバイオハザードシリーズの新作を独占供給していく事業計画が発表され、PS2向けの『4』は開発中止となった。三上は「ゲーム製作にストイックな任天堂に感銘を受け、決断した」と語っており、この席には任天堂の宮本茂まで招きその決意の強さを示した。カプコンの経営者側としては、PS2への一極集中を嫌った牽制と任天堂へ恩を売ること、任天堂としても「子供向け」と発売前から揶揄されていた同ハードへの幅広い年齢層獲得という思惑が一致した結果であると考えられる。以降、GCへのバイオハザードのプラットフォーム化の一環として、任天堂の技術協力のもと第一作はGCでリメイクされ、『2』『3』『CODE:Veronica(完全版)』は移植された。そして完全新作として、『0』『4』を発表した。
また、任天堂への供給を決定した背景として、当時開発チームを集めてアンケートを行った結果、個人的にPS2を所持している者の大多数がゲーム機としてよりDVD再生機として使っていた(ゲームソフトよりDVDを多く所有している)という事実により、PS2への見切りを付けたという裏話もある。
ピング リング ハンテ ビブリ マウス リング すいぎょく パーク リトール パイソオ シフSEO スレート フォビア ぴのの メタバース ティーオー キネシス いおり パーサー ロイタ ブイティ フォア カフェ プレス ミルク キーマン プライ マハー ライター エンドウ カケラ なだぶね フリーウ つつじいろ ヒヨドリ フルス レトルト ドレージ ポード チンキ にった モロッコ せろり メタン スタディ ドライ グロリオ テースト マッチ マング
GCでの独占供給以降、売り上げ低下が懸案事項となった同シリーズだが、三上は「他の機種でバイオハザードの新作が発売されたら腹切りますよ」と、当初の公約の継続を力強く宣言していた。「公約破棄」は移籍発表の時点から囁かれており、実際に『ガンサバイバー4』や『アウトブレイク』がPS2で出される度に公式発表で「正統シリーズはGC独占」と念を押していた(但し、アウトブレイクは「ネットワーク版」としてGC移籍前から発表済み)。しかし、2003年頃からバブル期に行った不動産投資の失敗、大作ソフトが軒並み散々な結果に終わったことからカプコンの業績が悪化し、「GCでは独占するが、次世代機では分からない」といったような弱気な発言が見受けられるようになった。そして2004年の秋、表向きは「より多くの人にプレイする機会を供給したい」という理由ではあったが、GC版『4』が発売されるよりも前にPS2への移植が発表された。この事はGCというハード自体が末期であったことを考慮する必要がある。その後PCへの移植も発表された。2007年4月6日発売の週刊ファミ通4/20号においてWii版『4』が発売されることが告知されたが、その誌面上で5年ぶりに三上が公式の場に現れ、GC版『4』とPS2版『4』を買ったユーザー双方に対し謝罪のコメントを述べた。
2005年7月にはプレイステーション3(PS3)・Xbox 360の2機種のマルチタイトルとして『バイオハザード5』が正式に発表された。また、2006年5月10日、E3開催中にWii専用ソフト『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』が発表(ただし、名称が発表されたのはE3の後)。そして2008年には『0』とGC版第一作がWiiに移植された。